発毛とイソフラボン!切っても切れない関係って?

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 発毛とイソフラボンの関係

イソフラボンといえば、大豆などの豆類から摂取できる栄養素ですね。
納豆や、お豆腐、豆乳など、様々な大豆製品から摂取することができ、日本人の食生活には欠かせない存在ではないでしょうか。

しかし、発毛との関係は?

と言われると、あまり詳しくは分からないという方が多いのではないでしょうか。

薄毛には、男性ホルモンや女性ホルモンが関係していると言います。
男性の場合も、微量ながら女性ホルモンが分泌されていますし、女性の場合も、男性よりは量が少ないものの男性ホルモンが分泌されています。

女性の場合、毎月の月経がありますが、月経の前に、「エストロゲン」という女性ホルモンの一種の分泌量が少なくなり、月経が終わると、分泌量が増えます。

通常であれば、月経の周期に合わせ、分泌量の増減はあるものの、髪の毛の量に大きな影響を及ぼすほどではありません。しかし、妊娠や出産などでホルモンバランスを崩すこともありますし、閉経を迎える50歳頃の前後10年間ほどに多くの女性が経験する更年期などには「エストロゲン」の分泌量が大幅に少なくなります。

このエストロゲンの分泌量の低下が、薄毛の要因の一つなのです。

大豆等に含まれている「イソフラボン」は、構造が女性ホルモンのエストロゲンによく似ていて、食事とともに摂取すると、体内でエストロゲンと同じような働きをしてくれると言われています。つまり、足りなくなった女性ホルモンをイソフラボンで補填できるという事!

イソフラボンを積極的に摂取して、薄毛が目立たなくなったという例は多くあり、効果も十分に期待できる方法なんです。

 

腸内フローラ中の善玉菌が作る「

ところで、「エクオール」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

食事として摂取した様々な栄養素を体に吸収するのは腸ですが、腸内にはたくさんの種類の細菌が存在しています。
善玉菌、悪玉菌といった言葉を聞いたことがあると思います。

善玉菌の中でも、「エクオール量産菌」と呼ばれる腸内細菌が10種類ほどあります。
腸内にこのエクオール量産菌がある人の場合、イソフラボンを摂取しても腸内でイソフラボンがエクオールという別の物質に変換されてから体内に吸収されます。

イソフラボンとして体内に吸収されても、もちろん体にいいのですが、エクオールとして吸収される方が、よりエストロゲン活性が高いという事が分かってきました。しかし、エクオール量産菌は、すべての人の腸内に存在しているわけではないのです。

今のところ、エクオール量産菌は10種類ほどが見つかっていますが、今後の研究で新種の菌が発見される可能性も大いにあります。

 

エクオールの作られ方

イソフラボンには「ダイゼイン」「グリシテイン」「ゲニステイン」という3種類があり、なかでもエクオールに変換されるのは「ダイゼイン」という物質。そして、「ラクトコッカス20-92」などに代表されるエクオール量産菌とダイゼインが腸内で出会うことによって、エクオールが生成されます。

目には見えない腸内で、私たちが食べた栄養素が別の物質に変換されるなんて、ちょっと不思議な感じですね。

 

エクオールは何に効果的?

では、エクオールは何に効果があるのでしょうか?

先ほどもお話ししたように、イソフラボンを、イソフラボンのまま体内に吸収するよりも、エクオールに変換してから体内に吸収したほうが、より女性ホルモン「エストロゲン」の代わりとしての働きが強いという事が分かっています。そのため、エクオールを体内で作れる人は、そうではない人に比べて、更年期に出る様々な症状が軽い傾向にあると言われています。

エクオールを作れる人は、イソフラボンの健康効果を最大限に発揮できるため、乳がんや脳梗塞、心筋梗塞のリスクが低下するという報告もあります。また、年齢を重ねると骨の密度が薄くなり、骨折しやすくなる、いわゆる骨粗鬆症も、エクオールは効果を発揮します。

さらに健康効果だけでなく、女性に嬉しい美容効果も!
しわを薄くしたり、美肌になるという効果もあるようです。

確かに女性ホルモンと同じような働きをしてくれるので、より女性らしく美しくいるためのお手伝いをしてくれる物質と言えそうですね。また、一部の男性で、前立せんがんのリスクが低下するという事も分かり始めています。

エクオールの働きは、本物の女性ホルモン、エストロゲンの100分の1以下と言われています。
やはり、構造が似ているとはいえ、本物の女性ホルモンにはかないません。しかし、定期的な摂取により、体内で不足しているエストロゲンを補えるのはうれしいですね。

逆に、エストロゲンが過剰に分泌されて、体内で余ってしまっている場合、エクオールがエストロゲンを感知する受容体と結びつくため、余分なエストロゲンが体外に排出されるという事も確認されています。

エクオールは、エストロゲンが足りない時も、余っている時も、しっかり体内で働いてくれるとても優秀な物質なのです。

 

エクオールを作れる人と作れない人の差って?

こんなにも優秀なエクオールを体内で作れるなんて、人の身体ってよくできているなぁ、と思わず感心してしまいますが、実は誰でもこのエクオールを作れるわけではありません。

では、作れる人と作れない人の差とはいったいなんでしょうか?

 

エクオールを作れる人は、日本人の半分?

全ての人が、腸内にエクオール量産菌を有しているわけではありません。

ある検査機関が行った調査によると、エクオール量産菌を持っている人の割合は、日本人女性の43%ほどだったそうです。しかも興味深いことに、国によってその割合がかなり異なっていたとのこと。

日本の他にも、中国や台湾、韓国などアジアの国々の女性はエクオール量産菌を持っている女性の割合が多く、欧米の国々ではその割合が20~30%まで下がるそうです。さらに、年代別でみてみると、50代以上の年代では、約半数の女性がエクオールを作ることができるのに対し、若い10代や20代の女性では、その割合がとても低く、20~30%ほどという驚きの結果となりました。

つまり、エクオールを作れる女性の割合が多い日本でも、若い世代では欧米の国々とあまり変わらない割合なのです。

 

エクオールを作れる人の食生活

国別でエクオールを作れる人の割合が違うという点だけ注目すると「アジア人特有の遺伝子?」という気もしますが、年代別でも割合が異なるとなると、ほかにも要因がありそうですね。

エクオールを作れる人と、作れない人の食生活にヒントがありました。

毎日、納豆やお豆腐など大豆製品を食べている、という人は、エクオールを作れる人の割合が50%ほどなのに対し、あまり大豆製品を食べないという人では、その半分の25%ほどの人しか、エクオールを作れないのです。
国別でみてみても、エクオールを作れる人の割合が多いのは、大豆を良く食べる食文化の国が目立ちます。

毎日大豆を定期的に食べていれば必ずエクオールを作れる体質になる、というわけではありませんが、大豆を毎日食べ続けることに百害あって一利なしです。健康でキレイになりたいなら、毎日大豆を食べることを習慣にしましょう。また、大豆を一気にたくさん食べても、過剰に摂取したイソフラボンは数日後には尿と一緒に体外へ排出されてしまいます。

たまに、大量の大豆を食べるよりも、毎日少しずつでも定期的に食べるようにしましょう。

 

自分はエクオールを作れる人?

こんなに優秀な働きをするエクオール。

それを作り出すことができるのは、日本人女性の二人に一人、若い世代となると、さらに割合が減ってしまうとなると、気になるのが

「自分はエクオールを作れる人?」

という事。
腸内の目に見えない小さな小さな善玉菌の存在なんて、自分で確認できるわけもありません。

それを検査する方法があります。
それが「ソイチェック」です。

検査方法はとても簡単で、尿検査だけで自分がエクオール量産菌を持っている人かどうかが確認できます。すべての医療機関でソイチェックを行っているわけではありませんが、産婦人科や人間ドッグセンターなどで取り扱っているので、お近くの医療機関に一度相談してみてはいかがでしょうか。

最近ではさらに簡単な方法として、医療機関にわざわざ足を運ばなくても、自宅でできる検査キットなども販売されています。

検査キットには、採尿用の容器や専用封筒、説明書など、検査に必要なものがすべて入っています。
自宅で採尿し、専用の容器に入れたら、ポストに投函するだけ、という簡単なステップで検査が終了します。
結果が届くのは2週間ほどで、自分がエクオール量産菌を持っているかが分かります。インターネットで「ソイチェック」と検索すると、自宅用検査キットの候補がいくつか出てきますが、だいたい4000円前後です。

これくらいの値段なら、コスメを一つ買うのと変わらない値段ですよね。
気になる方はぜひ、検査を受けてみてはいかがでしょうか。

 

 

髪の毛には育毛剤、体の中からはサプリメントで育毛を促す

検査の結果、残念ながら自分はエクオールを作れないタイプだったという事が分かった場合、大豆を食べても意味がないの?と、疑問に思うかもしれません。

でも、ご安心を。

自分の体内でエクオールを作れなくても、エクオールサプリメントというものがあります。
このサプリを毎日飲むことにより、体内で不足している女性ホルモンのエストロゲンの代わりをしてもらうことができるのです。

しかも、エクオールサプリメントには副作用がほとんどないと言われていて、安心して摂取することができます。
ただし、婦人科系の持病がある方や、アレルギーのある方など、サプリの使用に不安のある方は必ず服用前に専門医に相談してくださいね。

 

薄毛というと、すぐに思いつく対策として育毛剤が一般的ですね。

確かに、育毛剤を使うことにより、頭皮に直接栄養を与えたり、頭皮環境を整えることにより、髪の毛が元気になることが期待できますが、さらに確実に効果を得たいなら、体の中からエクオールサプリメントで女性ホルモンを補充し育毛を促しつつ、育毛剤も並行して使うのがおススメです。

 

イソフラボンは健康とキレイを目指す女性に欠かせない栄養素と言われてきましたが、今回はさらにその上を行く「エクオール」をご紹介しました。

薄毛を気にしている女性の皆さんの参考になればと思います。
この記事を読んで、大豆をたくさん食べるようにしたり、エクオールサプリを飲み始めても、効果を実感できるのは、髪の毛が伸びるのと同じくらいゆっくりですから、ぜひ途中であきらめたりせず、地道に続けていきましょう。

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